自分はgnome-power-managerを使っているのですが、これをインストールした時に一緒にnotification-daemonというものもインストールされました。
notification-daemonは通知はしてくれるのですが、またこの表示がしょぼいことでも有名(?)です。で、早々にこれに見切りをつけてUbuntuの9.04以降で使われているNotify-osdで置き換えました。
ただ、Bodhiでは幾つか手作業が必要になります。
まずインストール自体は簡単です。
sudo apt-get install notify-osd
が、これだけではnotify-osdは使われません。デフォルトの設定だとnotification-daemonが優先されてしまうためです。このデフォルト設定を書き換えます。
gksu leafpad /usr/share/dbus-1/services/org.freedesktop.Notifications.service &
下記のように最後の行を追記して、3行目はコメントアウトします。
[D-BUS Service]
Name=org.freedesktop.Notifications
#Exec=/bin/sh -c 'if [ ! -x /usr/lib/notification-daemon/notification-daemon ] || [ "${GDMSESSION%.desktop}" = gnome ] || [ "${GDMSESSION%.desktop}" = guest-restricted ] || [ "${GDMSESSION%.desktop}" = default -a "$(basename `readlink /etc/alternatives/x-session-manager`)" = gnome-session ]; then exec /usr/lib/notify-osd/notify-osd; else exec /usr/lib/notification-daemon/notification-daemon; fi'
Exec=/usr/lib/notify-osd/notify-osd
これで再起動すればNotify OSDがデフォルトの通知サービスになります。
次にNotify OSDの表示をカスタマイズする方法です。オフィシャルのレポジトリにはないので、ppaを追加して入れます。
sudo add-apt-repository ppa:leolik/leolik
sudo add-apt-repository ppa:amandeepgrewal/notifyosdconfig
sudo apt-get update
sudo apt-get install notifyosdconfig
起動は、アプリケーション - アクセサリ - Notify OSD Configuration から行います。
自分は背景色と表示時間を変えています。デフォルトの10秒って長すぎなので5秒にしてますね。
Jupiterはこの設定を無視して1〜2秒で表示消してしまいますが。
次にgmailの着信通知をNotify OSDに出す方法です。これもオフィシャルのレポジトリにはないので、ppaを追加して入れます。
sudo add-apt-repository ppa:gm-notify-maintainers/ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get install gm-notify
sudo apt-get autoremove
最後にautoremoveかけているのは、使わなくなっているパッケージ幾つか出たためで、気にしない人はやらなくてもいいです。
で、ここでも2点問題があって、Ubuntuだとインターネットのカテゴリに起動するアイコンが出るのですが、Bodhiだと何故かこれが作られません。設定画面はあるんですけどね〜。
また、自動起動に設定してもこの設定が効きません。なので、Enlightenmentのスタートアップアプリケーションに登録する必要があります。
が、登録しようにもアプリケーションメニューにないのに登録できねぇよ、になります。
なのでまずはアプリケーションメニューを作りましょう。
gksu leafpad /usr/share/applications/gm-notify.desktop
で、以下を記述して保存します。
[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Name=GMail Notifier
Name[ja]=GMail通知
Icon=evolution
Type=Application
Categories=GNOME;GTK;Network;WebBrowser;
Exec=gm-notify.py
StartupNotify=False
Terminal=false
宗教的な理由等でアイコンがevolutionなのが気に入らないとかの人は適切なものを指定して下さい。でも設定画面はevolutionのアイコンですよ?
で、めでたく アプリケーション - インターネットのカテゴリにGmail通知のアイコンが出るはずです。あ、起動する前に アプリケーション ー 設定 - Gmail Notifier Configuration を起動してgmail のアカウント情報を設定しないとダメですよ。設定の中では一応自動起動は無効にしておいて下さい。
設定しようとするとgnome keyringのパスワードを聞かれます。これはgmailのユーザアカウント情報の保存にgnome keyringを使っているためです。パスワードはログインパスワードになります。
また、gm-notifyを起動しようとするときにkeyringのパスワード入力を求められるようになります。
無線LANの時のような回避策があった方が嬉しいのですが、今のところよくわからないです。
設定が済んだら、スタートアップアプリケーションにGmail通知を登録して下さい。