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2011/11/05

EeePCのSSDにArch Linuxを入れました(GPT+Grub2で)

半月以上常用してみてほぼ問題がないことが確認出来たので、本環境をBodhiからArchに移行することにしました。
ただ、このブログ見ての通り(?) ArchはLinuxジャンキー向けというか、万人にはオススメしかねるのでくれぐれもご注意を。って、Linux使う人間がそもそも万人と呼び難い人たちでしょうか。
それでも、そこそこユーザーフレンドリーな環境を期待するならUbuntuの外の世界には出るべきではないと思われます。
どうしてもArch試してみたいという人は、まずは10回以上The Arch Way読みましょう。
または、Arch は Do it yourself なディストリビューションだと10回唱えましょう。

もっとも Do it yourself ではあってもそれに必要な情報は豊富です。Arch Wiki以上に情報がきちんとまとまった場所を自分は知りません。
ただ繰り返しなりますが、あるのは「情報」です。ユーザがその情報を元に作業を行なって初めて動作するようになることが大半で、情報がないものは自力で調べることが大前提なんですよね。
パッケージインストールしたらかゆい所まで手が届いていて・・・というUbuntuのようなことはまずないと思ったほうが良いです。
また、情報は英語環境で使う場合には、という条件で豊富ですが、それ以外だとお寒いですのでそれも覚えておくべきかと思います。
もっともそれはUbuntuのオフィシャル以外はどんなことでも同じですかねぇ。
また、以前も書いた通りArchだとi915系のチップセットではmpegのハードウェアデコードは出来ません。高解像度なmpeg2を非力なAtomマシンで見たい場合、Archは選択肢からはずしましょう(というかこの場合Ubuntu系が唯一の選択肢です)。

前提として以前のHDD環境から極力手間を省いて環境を構築することを行いました。
ゼロからインストールする場合には、Arch LinuxをGPT + Grub2でインストールを行うArch Linux with E17 のEeePCへのセットアップを組み合わせれば良いと思います。

  1. まずはバックアップ
  2. HDD環境を以前作ったArch のUSB起動メディアにバックアップします。
    /dev/sdb2 (ラベルはData)にhomeと、/etc /user/lib 以下を入れました。
    環境をバックアップする際に、
    history > bash_hsitory.txt
    とかとやっておいて、このbash_hsitory.txtをコピーしておくと、同じセットアップをやる際にこのファイルからコピーするだけで手順を再現出来るのでオススメです。

  3. Arch LinuxをGPT + Grub2でインストールを行うの手順でGPTでfdiskをした後でUSBに作ったisoイメージからインストールを行います。
  4. ただし、Configure System以降はArch Linux with E17 のEeePCへのセットアップの手順です。はしょって書いているので、Arch Linux with E17(9/7追記)も一緒に読まないと意味がわからないものになってますが^^;
    変更点は、

    • /(ルート)の容量を20GByte取ってある。/homeは残り全部なので約88GByte。swapはハイバネートのことを考えて2GByte。

    • /etc/fstab のext4なファイルシステムのオプションにSSDのためのdiscardを追加。
    • fstabのこんな感じになります。
       
      # /etc/fstab: static file system information
      #
      # 					
      tmpfs		/tmp	tmpfs	nodev,nosuid	0	0
      tmpfs		/var/log tmpfs	nodev,nosuid,noexec 0	0
      UUID=home_UUID /home ext4 defaults,noatime,discard 0 1
      UUID=root_UUID / ext4 defaults,noatime,discard 0 1
      UUID=boot_UUID /boot ext2 defaults 0 1
      UUID=swap_UUID swap swap defaults 0 0

    • bash-completionは最初にインストール(VMWareのインストール手順と同じ)

  5. 日本語化の設定はEnlightenmentにログインしたら早い段階でやっておく方が幸せになれると思います。

  6. 設定ファイルをコピーしてインストールを簡略化
  7. 最初は全部入力する必要があった訳ですが、今回は既に動作しているシステムがあって、そのファイルをバックアップしてあった訳で、コピーして入力の手間を省きました。

    Enlightenment インストール前には/etc/rc.local、/etc/X11/xorg.conf.d/ 以下及び/etc/X11/xorg.confを編集する必要があるのですが、これらは全てバックアップからコピーしました。
    例えば/etc/rc.local を例に取ると、
    sudo mkdir /mnt/usb
    sudo mount -rt ext2 /dev/sdb2 /mnt/usb
    sudo cp /mnt/usb/etc/rc.local /etc/rc.local
    sudo umount /mnt/usb
    
    もちろん1回毎にmountとumountする必要はなくて、コピーが全部終わった後でumountすれば良いですが。
    /etc/rc.conf は、DAEMON行を編集すればコピーしても使えると思います。この時点ではまだNetworkManager入れていないので。って、最初からNetworkManager入れればいいのか。
    ちなみにsudo pacman -S gnome でALLを選ぶともれなくNetworkManager及びnm-appletが付いて来ますので、個別インストールは要りません。

    Enlightenment環境でleafpadをインストールした後だと、マウントとアンマウントはleafpadで出来るので少し楽になります。この時、マウント先は/medeia/Data (USBのパーティションにDataというラベルを付けていた場合。ラベル付けていないとUUIDが採用されるみたいです)になります。

    Enlightmentインストール後にコピーしたのは、bashのhistoryを見る限りでは、
    sudo cp /media/Data/etc/gdm/custom.conf /etc/gdm/custom.conf
    sudo cp /media/Data/etc/rc.conf /etc/rc.conf
    sudo cp /media/Data/usr/lib/pm-utils/sleep.d/55NetworkManager /usr/lib/pm-utils/sleep.d/
    sudo cp -r /media/Data/usr/lib/jupiter/ /usr/lib/
    sudo cp -r /media/Data/etc/acpi/ /etc/
    sudo cp -r /media/Data/etc/xdg/autostart/* /etc/xdg/autostart/
    
    homeディレクトリの下では、.bashrc、.conkyrc、.e/e/config/ 以下、.config/ 以下及び.無しのディレクトリ及びファイル全部をコピーしました。.ファイル及びディレクトリも含めて全部コピーしても多分大丈夫なんでしょうが。

  8. スタートアップに登録してあるアプリケーション
    • parcellite
    • polcykit認証エージェント
    • GPG パスワードエージェント
    • GSetting データ変換
    • SSH鍵エージェント
    • シークレットストレージサービス
    • ネットワーク
    • 証明書及び鍵を格納するストレージ
    • iBus
    • Jupiter Restore
    • Jupiter

  9. AURのパッケージは以前作ったものを使いました。yaourtを使うとパッケージは残らないので、yaourtの使用はアップデートで問題が絶対に起こりそうにないパッケージに限定すべきかなぁと思っている今日この頃です。

  10. 現状認識している不具合
    • Powertop が正しい消費電力を出力しない。
    • 1Wとか有り得ないし。バッテリ消費速度はJupiter + その他設定のお陰でUbuntu(Bodhi)の時と変わりないと思います。
    • Mpegのハードウェアデコードが使えない。VLCを使うからダメなのか、自分が単にやり方をわかっていないだけという可能性もありますが。
    • ちなみに、KMSモードを設定してみてもやっぱりダメでした。

  11. 起動時間
  12. パフォーマンスはどうなの(特にBodhiと比べて)?ということですが、これについてはBootchartを載せておきます。バックアップ無しのBodhiの時に比べて、enlightenment_i で比べてもefreet_desktop で比べても、どちらも1.5秒位Archの方が早いです。
    Archだとenlightenment_iの起動が始まるのは9秒台半ばです。5回位見てみましたが、安定してこの時間なので測定誤差はあまりないと思われます。
    Bodhiの時にはUreadaheadのお陰でスループット150MByte/sec 出ていましたが、Archでは95〜105MByte/sec 位です。でも起動はArchの方が速い。
    GPTのお陰なのか単にArchに無駄なものが少ないのかは良くわかりません。
    ちなみにArch Linux with E17 その3で書いた高速化は何もやっていません。
    Ureadahead入れたら更に早くなるのかもしれませんが、カスタムカーネルいるしなぁ・・・ということで思案中です。現状でも起動時間10秒程度なので、これ以上高速化するモチベーションがあまりわかないというのもあります。
    興味はあるのでいずれやかもですが。

    e4ratをHDD環境に使った時は効果に感動しましたが、SSDはやっぱり速いですね。何もしなくてもHDDの半分の時間ですもの。
    アプリケーションの動作は特にBodhiとの間に際立った違いがあるようには感じません。どっちも非力なAtomなのに十分軽快です。

Arch_ssd_normal

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