Bodhi LinuxのEeePCへのセットアップ
以下セットアップ手順メモ。綺麗に日本語化するためにはそれなりに手順が必要だった。
- いつものごとくインストールはUSBから。
- インストール中にやるべきこと
- 起動したらAlt + ESCで Run Everything を起動して lxterminal を起動。
- 省電力化とSSD適合をさせる。
- ショートカットを作る。
- フォントのインストールと日本語化
- 文字の大きさ最適化
- Firefoxのインストール・日本語化・チューニング
- google 日本語入力のインストール
- 普段使いのアプリを入れる。
オフィシャルHPより32bit isoイメージを落として来てUSBに焼く。BodhiはNattyとか異なり軽量(300MByteしかない)なので525MByteあれば事足りる。今回はWindowsマシンで作ったのでuniversal usb installerを使った。
EeePCでのUSB起動方法は過去記事に書いてある。
起動したらInstall Bodhiを選ぶだけ。
設定することは4つだけ。
言語。タイムゾーン。パーティション。ユーザ名とパスワード、マシン名。どれもやれることは殆ど無い。
言語はEnglish。ネットワークに接続できていればタイムサーバを勝手に見つけてタイムゾーンを自動的に設定してくれる。ネットに接続していないなら自分でAsia → Tokyoを選択しなけりゃなんだろうけど、素直にネットに接続してインストールしましょう。パーティション分けは自動に任せると積んでいるRAMの2倍のスワップを取る設定になる模様。自分はRAMの半分はRAMドライブにあげるので、これだとスワップが過剰。結局手動で分けた。
と言っても大したことはしていなくて、
最初のパーティションのマウントポイントを/ にしてフォーマットにext4、Primary。容量を全容量-2GByte。
次のパーティションの容量を2Gbyte、フォーマットをswap、logical。
こんだけ。RAMドライブもこの時点で作れれば良いのだけど、無理でした。
インストールが終わったらリブートし、リブート後の再起動時に再びBIOSの起動順を変更すればOK。
sudo apt-get update sudo apt-get upgrade
sudo cp /etc/fstab /etc/fstab_orj gksu gedit /etc/fstab
/etc/fstab に次の行を追記。
# RAM Disk for temp files and log files tmpfs /tmp tmpfs defaults,noatime,mode=1777 0 0 tmpfs /var/log tmpfs defaults,noatime,mode=1777 0 0
また、/マウントポイントにもnoatime,discard オプションを追記する。編集が終わったら保存して一旦leafpadは終了。次にGRUB2の起動オプション変更。
sudo leafpad /etc/default/grub
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULTの行を次のように変える。
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="elevator=noop quiet splash"
GRUB2のメニューを更新。
sudo update-grub
次にsyslogを止めて、これまでのログファイルを削除。これをやるとこれまでのログは綺麗さっぱり消えてしまうので、必要な人はrmする前にホームディレクトリ等にコピーしておくこと。
sudo service rsyslog stop sudo mv /tmp /tmp2 sudo mkdir /tmp sudo mv /var/log /var/log2 sudo mkdir /var/log sudo mount -a rsync -av /tmp2/ /tmp sudo rsync -av /var/log2/ /var/log sudo rm -rf /tmp2 sudo rm -rf /var/log2 sudo service rsyslog start
で、これをやると/var/log/以下にディレクトリを作っているアプリから文句を言われるようになります。
ほとんどは無視して良い物ですが、気持ち悪いので追加します。ついでにSSD用の省電力コマンドも追記。
gksu leafpad /etc/rc.local
exit0 という行が最後にあると思うので、その前上の行に以下の行を挿入します。
# Economize the SSD sysctl -w vm.swappiness=1 # Strongly discourage swapping sysctl -w vm.vfs_cache_pressure=50 # Don't shrink the inode cache aggressively sysctl -w vm.dirty_writeback_centisecs=1500 sysctl -w vm.laptop_mode=5 for dir in apparmor apt cups dist-upgrade ConsoleKit fsck gdm installer samba unattended-upgrades ; do if [ ! -e /var/log/$dir ] ; then mkdir /var/log/$dir fi done
最後にrc.localを実行可能にして終了。
sudo chmod u+x /etc/rc.local
NattyのUnityと同様に操作出来るようにしてみた。
Setting - Setting Panel - Input - Keys で +Add Binding
Key | Action | Parameter |
---|---|---|
Alt +4 | Window:Actions -Close | - |
Ctl + Alt + T | Lanch - command | /usr/bin/lxterminal |
WIN + 1 | Lanch - command | /usr/bin/pcmanfm |
WIN + 2 | Lanch - command | /usr/bin/firefox |
WIN + 4 | Lanch - Setting Panel | - |
WIN + A | Everything Lancher - Show Everything Lancher | - |
Alt + SPACE | Menu - Window Menu | - |
Alt + Space → x でウィンドウの最大化、nで最小化が出来ないのが痛い。
sudo apt-get install language-pack-ja language-support-ja ttf-ubuntu-font-family
これらを入れることでlocaleにja_JP.utf8が追加される。ubuntuのフォントはlocaleには関係ないが。
sudo reboot
再起動後、
sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
でlocaleをja-JP.UTF-8に出来る。ログインし直すと有効になる。
これでメニューも含めて日本語化されているはず。強制的に日本語化するには、
Setting - Setting Panel - Language - Language Settings で、日本語を選択。
ログインし直すと設定が反映される。
念のためターミナルから
locale
として、
LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE=ja:en LC_CTYPE="ja_JP.UTF-8" LC_NUMERIC="ja_JP.UTF-8" LC_TIME="ja_JP.UTF-8" LC_COLLATE="ja_JP.UTF-8" LC_MONETARY="ja_JP.UTF-8" LC_MESSAGES="ja_JP.UTF-8" LC_PAPER="ja_JP.UTF-8" LC_NAME="ja_JP.UTF-8" LC_ADDRESS="ja_JP.UTF-8" LC_TELEPHONE="ja_JP.UTF-8" LC_MEASUREMENT="ja_JP.UTF-8" LC_IDENTIFICATION="ja_JP.UTF-8" LC_ALL=ja_JP.UTF-8
となっていることを確認。自分の場合には
LANGUAGE=ja:en
がなかったので、
gksu leafpad /etc/environment
して
LANGUAGE=ja:en
を追記した。
Ubuntu Japanese Teamの日本語パックを入れる。
wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-ja-archive-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add - wget -q https://www.ubuntulinux.jp/ubuntu-jp-ppa-keyring.gpg -O- | sudo apt-key add - sudo wget https://www.ubuntulinux.jp/sources.list.d/lucid.list -O /etc/apt/sources.list.d/ubuntu-ja.list sudo apt-get update
必ずlocaleと設定 - 設定パネル - 言語の設定 - 日本語 になっていることを確認。
sudo apt-get install ubuntu-desktop-ja
これでibus-anthyがインストールされるので、ログインし直せば日本語入力も使えるようになっているはず。
デスクトップのどこかをクリックしてアプリケーション - 設定 - 日本語環境セットアップヘルパから
GIMP、ebview、 sylpheed、oft-ipafont、adobe-flash-plugin、non-freeの全てを入れる。
日本語化が終わった辺りのログインから急に文字の大きさが小さくなる現象に見舞われた。原因は良くわからないが、再設定すればOK。メニューのアプリケーション - 設定 - LXAppearance から
デフォルトのフォントをSans 11pt にすればOK。
ターミナル等の個別にフォント設定を持っているアプリはアプリ毎に設定が必要。
sudo apt-get install firefox
メニューの日本語化はFirefoxから
http://releases.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/releases/4.0.1/win32/xpi/ja.xpi
を開く。キャッシュフォルダをRAMドライブ持っていくためにアドレスバーに、
about:config
を入れる。警告が出るけど、Firefoxの仰るとおり細心の注意を払って使用してください。
設定値が並んでいる画面で、設定名の列のどこかで
右クリック → 新規作成 → 文字列
を選択。
設定値 | 値 |
---|---|
browser.cache.disk.parent_directory | /tmp |
sudo add-apt-repository ppa:japanese-testers/mozc sudo apt-get update sudo apt-get install ibus-mozc
システムトレイのibusアイコンから再起動を選択し、再度ibusアイコンから設定を選んで
インプットメソッドタブからインプットメソッドの選択を選び、日本語-Mozc選択した状態で追加を押す。
後は日本語-Mozcを一番上になるように移動するだけ。
最初Bodhi公式からNikhila Application Setを入れたのだけど、この後辺りでlocaleがおかしくなった。メタパッケージが犯人かどうかは確信ないが。
メタパッケージでインストールするならデスクトップのどこかをクリックしてメニューを出し、Bodhi Linux → Add Software 又はブラウザで
http://www.bodhilinux.com/software/doku.php
を開く。Nikhila Application Setを選んでインストール。
インストール後Libreofficeのメニューを日本語化するためにターミナルから
sudo apt-get install libreoffice-l10n-ja libreoffice-help-ja
しかし、個別に入れた方が自分の必要なものがはっきりしている場合には良いのではないかと思う。その場合には
sudo apt-get install libreoffice libreoffice-l10n-ja libreoffice-help-ja vlc ubuntu-restricted-extras meld sudo apt-get install build-essential gnome-utils gedit shotwell adobeair parcellite
gnome-utilsを入れたのはbaobabを使いたかったから。インストール後、parcelliteを設定 - 設定パネル - アプリケーション - スタートアップアプリケーションに登録しておく。
http://www.memememo.com/u/sato/f1892/
からAir草紙をインストール。
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