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2011年3月

2011/03/23

Firefox4(Ubuntu10.10 Maverick)

本日正式リリースとのニュースが出ました。公式パッケージはしばらくすると出るんだろうけど、新しもの好きなので入れてしまいます。もっとも自分は覚悟完了しているから良いようなものの、Ubuntuチームからの正式OKはもらっていないものであるということはお忘れなく。

  1. 何はともあれプロファイルのバックアップ。
  2. ~/.mozilla 以下を別名コピーしておきます。
  3. ターミナルを開いて
  4. sudo add-apt-repository ppa:mozillateam/firefox-stable
    sudo apt-get update
    sudo apt-get upgrade
  5. メニューを日本語化します
  6. Firefoxを起動してurl欄に http://releases.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/releases/4.0/linux-i686/xpi/ja.xpi を入れればインストールが始まります(もちろん許可を出さなければインストールされませんが)。

もし問題があった場合(特にお気に入りのアドオンが対応していないとか・・・)には、

  1. ターミナル又はsynapticマネージャからFirefoxを削除
  2. ~/.mozillaを削除して、バックアップしておいたものを元に戻す
  3. ターミナル又はsynapticマネージャからFirefox3.6をインストール

になると思います(未確認ですが)。
あ〜、その場合は4.0用のja.xpiはアンインストールしないといかんのだろうなぁ。

とりあえず自分の環境(EeePC1002HA)では特に問題ないです。謳い文句通り速度は上がっている感じ。
今までChromiumとの使い分けは、
Flashが必要な場合 → Firefox
Flash関係なし → Chromium
だったんだけど、今後はどーだろー? Firefoxの場合には使い続けていくと速度が低下していく傾向あるということで不評だったように思うんだけど、今回はどうかっていうことにかかっているかも。
インストールしたてだと非力なNetbookでも起動も含めてChromiumと変わらないんだけどねぇ。
しかしChromiumに慣れているとついついCtl+数字キーでタブを移動しようとする → 出来ない → あ、Alt +数字だ〜〜〜〜〜!になるんだけど、Alt面倒だよ。FirefoxもCtl + 数字でタブ選択出来るようにしてくれんだろうか--;

2011/03/05

Ubuntuでのパッケージ作成(ICU4.6)

Calibreで使うために幾つか自家パッケージを作ったので、そのやり方を記録しておきます。
Ubuntuでのパッケージ作成に共通する部分もかなりあると思います。

まず今日はICUです。
どこぞの大学ではなく、Unicodeと他の文字コードとの間の変換をしてくれるライブラリですね。ちなみに自分は32bitを使っていますので64bit版ライブラリは未検証です。

最初にパッケージ作成に最低限必要なものをインストールします。

sudo apt-get install dh-make fakeroot dpkg-dev build-essential

Ubuntuでサポートされているlibicuは4.2-1、Calibre7.4.6で必要とされるのは4.4以上です。今回は最新版の4.6で作ってみます。まずICUのダウンロードページからICU4Cの4.6をダウンロードして来て~/temp にコピーしたとして話を進めます。以下作業はすべて~/temp フォルダの下で進めていきます。

また、debian以下のフォルダの中身は最初から作ると面倒なので、公式パッケージである4.2.1からもらうことにします。ただし、4.2.1-3で必要だったパッチは4.6で全て解決済みなのでパッチは全て削除です。

tar xf icu4c-4_6-src.tgz
cp -r icu icu-4.6
apt-get source icu
cp -r icu-4.2.1/debian/ icu-4.6/debian/
rm -r icu-4.6/debian/patches
cd icu-4.6/debian/
for i in lib*42.install ; do  mv $i ${i%42.install}46.install ; done
for i in lib*42.shlibs ; do  mv $i ${i%42.shlibs}46.shlibs ; done
for i in lib*42.lintian ; do  mv $i ${i%42.lintian}46.lintian ; done

~temp/icu-4.6/debian/changelogの先頭に次の文章を加えます。

icu (4.6-1) unstable; urgency=low
 
-- Your Name <Your email Address>  edit date

当然ですが、Your NameYour email Addressedit dateには適切な値を各自が設定します。一番大事なのは最初の行の名前(今回はicu)とバージョン番号で、これがパッケージの大元バージョン番号として使われることになります。

次に~temp/icu-4.6/debian/control を編集します。
数字で42となっている箇所をすべて46に変えます。また Build-Depends: 行のdebhelper (>= 5)の箇所は、debhelper (>= 7.0.5)としておいた方が良いと思います。
controlを開いたついでに、Build-Depends:に書かれているパッケージをインストールします。ないとパッケージ作成に失敗します。32bitしか使っていない人は[amd64]だの[ppc64]だのと書かれているパッケージは当然不要です。自分はcdbs, debhelper , quilt, doxygenがなかったので

sudo apt-get install cdbs debhelper quilt doxygen

次に~temp/icu-4.6/debian/rules を編集します。

l_SONAME := 42

の行を

l_SONAME := 46

に変えるだけです。

次に~temp/icu-4.6/debian/libicu46.shlibs を編集します。基本は42→46、4.2-1→4.6-1の置換ですが、一番最後の行だけは新規に追加する必要があります。

libicudata 46 libicu46 (>= 4.6-1)
libicui18n 46 libicu46 (>= 4.6-1)
libicuio 46 libicu46 (>= 4.6-1)
libicule 46 libicu46 (>= 4.6-1)
libiculx 46 libicu46 (>= 4.6-1)
libicutu 46 libicu46 (>= 4.6-1)
libicuuc 46 libicu46 (>= 4.6-1)
libicutest 46 libicu46 (>= 4.6-1)

次に~temp/icu-4.6/debian/lib32icu46.shlibs を編集します。32bit OSだと必要ないんですけどね・・・。一応。
こちらにもlibicutestの行が必要かもしれないですが、検証出来ないのでパスwww

libicudata 46 lib32icu46 (>= 4.6-1)
libicui18n 46 lib32icu46 (>= 4.6-1)
libicuio 46 lib32icu46 (>= 4.6-1)
libicule 46 lib32icu46 (>= 4.6-1)
libiculx 46 lib32icu46 (>= 4.6-1)
libicutu 46 lib32icu46 (>= 4.6-1)
libicuuc 46 lib32icu46 (>= 4.6-1)

ここまで来たらパッケージを作成。カレントディレクトリをicu-4.6にしてdpkg-buildpackage。

cd ../
dpkg-buildpackage -rfakeroot

これで~/temp以下にlibicu46-dbg_4.6-1_i386.deb、libicu46_4.6-1_i386.deb、libicu-dev_4.6-1_i386.debが出来上がれば完了です。

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